年齢を重ねるにつれて肌のしみ、しわ、たるみなど、体の老化が気になってきますが、最近の研究で、食生活の”ある数値”をコントロールすることで老化を防ぐことができる可能性があるようです。
その”ある数値”というのが「AGE(エージーイー)値」と呼ばるもの。これは体内に機能の落ちたタンパク質がどれほど存在するかを表した数値です。
そして食品中に含まれているAGE値を数値化したものが、exAGE(イーエックスエージーイー)。1日の摂取値の目安は15,000exAGEとされており、1週間に換算すると105,000exAGE、これを超えないことが老化の予防になるようです。ちなみに、最近、肉食ダイエットが一時ブームとなり、ステーキを食す人も増えましたが、例えばサーロインステーキのexAGEは22,644。一食で一日の摂取値を超えてしまいます。この場合、どうしたら良いのでしょうか。
「高温で長時間調理をするほどAGE値が増加するため、なるべく低温で、かつ短い調理時間で仕上げた料理を選んでください。自身で調理する場合は、蒸したり煮たりする調理法がおすすめです。
また、食品中にはAGEの生成を抑制する働きをもつものや、腸からのAGEの吸収を抑える作用を持つものがあることが分かってきました。その中でも取り入れやすく、おすすめなのが『レモン汁』。レモンに含まれるクエン酸はたんぱく質と糖が結びつくのを抑え、AGEの発生を抑制してくれる働きがあるからです。レモンを買ってきて絞ってももちろんよいですし、市販のレモン汁を活用してもよいでしょう」